stove off not──梅雨模様の森で

2017年06月21日 07:30

IMG_1892.jpg

6月も半ばを過ぎたというのに
朝晩は肌寒くてついついストーブに火を入れてしまう。
朝に火を入れるとなんとなく寝るまで薪を入れ続け
結局一日中焚いている。
それでも決して暑いということもなく、
外から入ってくると屋内のほんのり温かいのが心地よい。

どうせ燃えているのならと
焼き芋を焼いたり、コーヒーを温めたり
クッキングストーブはこの時季でも暮らしの中心になる。

サンショウの実をコトコト煮詰めて
甘辛く味付けして佃煮にする。
これがまた何ともいえなくうまい。
ごはんや冷や奴に載せたり
味噌汁やうどんの薬味にしてもいい。
吞んべなら3粒もあれば軽く一杯は行けるだろうか。

さすがにもうそろそろ火納めかなと思うと
そりゃ少し寂しい気もするさ。










スポンサーサイト

12days report 3──単管軸組について②

2017年06月20日 19:17

加工部分

今回の計画の肝は
単管パイプの軸組をいわば”鉄筋”として
これに木材を肉付けして木造躯体を造る”単管軸組工法”の確立だ。
ジョイント金具にも木材を固定するアイテムがあるのは
超大型ホームセンターに行って初めて知ったが
今回は間に合わなかったので
予定通りオリジナルの架設手法を強行した。

これは一般的な2×4材にφ50ミリのホールソーで穴を開け
そこにφ48.6ミリの単管パイプを通す方法だ。
すでに現地での自作の薪棚で採用実績があるが
経年損傷もなく限定的ながら信頼性はある。
ただ、輸入2×4材そのものに割れやねじれの品質のばらつきがあり
あまり力のかかる箇所では開けた穴から破損しやすいが
檜材で試すとそこそこの強度も期待できて
大型建築でも実用可能と判断した。

しかし、大規模建築では予想以上に施工が容易ではなく
2メートル材でも両端に開けた穴はミリ単位の精度が必要だ。
つまり、予め施工した単管にズレがあると嵌められなくなり
まずは精確な単管施工が大前提となる。

今回は不慣れな単管施工で精度が不十分で、
泣く泣く片側だけの施工とし
「単管軸組工法」は半成立に甘んじることとなった。

それでも現場近在の同好の士S氏は
ユニークな工法として賞賛の声を掛けてくれた。
しかし、薪棚とは規模も格段に違う大型建築、
建築構造としての実用強度には実は不安も大きい。
まあいい、いつの世にも”先進事例”は大いなる実験なのだ。


















12days report 2──単管軸組について①

2017年06月20日 07:04

2398 -1

単管パイプの組み上げはすでに書いたように
今回ジョイント金具を使用した。
一般的なクランプ金具の数倍の価格になるが
結節点が全て同一面上に構成され
クランプのように交差しないので段差ができずスッキリ組み上がり、
いかにも足場的な”仮設”イメージが払拭される、ような気がする。

ただ注意すべき点は
中間点に結節点を設けるときは
予め綿密に設計をしてジョイント金具を通しておく必要がある。
クランプのようにどこでも任意に後付ができないので
大型で複雑な構造になると
結節点を追加するには何カ所もジョイントを外し、
組み直さなければならない。
これがことのほか重労働になるし、ともすると危険を伴う。

両側から挟み込んで固定できるようなジョイント金具はないものだろうか。
強度的な問題があるのか、そういう製品には出会えない。

ジョイント金具はまだまだお馴染みでないようで
僕の現場で初めて見たという人も多い。
クランプのように廉価でどこでも手に入るようにならないと
そして、もっと架設のフレキシビリティが向上しないと普及は難しいか。

それにしても
ジョイント金具で組み上げてみると
クランプ金具のような”骨太”感が乏しく
同じ径の単管でも妙に華奢に見えるヘンな逆効果現象がある。
結局、目立たない箇所にクランプで筋交いを入れてみたりして
ジョイント金具にこだわる意味は半減するような気がする。



















12days report 1──天蓋の下で

2017年06月19日 16:16

IMG_1919.jpg

こんなに長く家を離れたのは・・・
単身赴任中と海外ロケのとき以来か。

12日間の北関東滞在を終えて帰宅した。
とにかくいろんなことがあって
頭の中は混乱気味だ。
いうまでもなく肉体も疲労困憊している。
そう、高校山岳部や大学ワンゲルで、
夏山合宿から帰ってくるといつもこんな感じだった。

今回の最大の収穫は
目標のカーポートと工房の屋根の完成だ。
もちろん、その下の骨組みの仕上げも含めて、
30平米超の屋根工事は予想以上の難工事だったが
なにはともあれこれで全工程の7割半位までは前進した。

連日の不安定な気象は
作業日程を大きく狂わせ予定の半分も進まない日もあった。
雨が降れば足場は滑り、
風が吹けば高所でバランスを崩し、
陽が照れば波板の照り返しでジリジリと焦げ付くようだ。

今回の屋根は高度4メートルで
ツリーハウス建設時の8メートル(地上高+屋根高)からみれば
たかだか半分だ。
しかし、高度よりも面積、そして初めてのガルバリウム波板葺き、
これが老体に応えた。

しばらく新潟に滞在し身体を休めるつもりだが
ふつう、これはまったく逆の生活様態だ。
まあいい、この機にその12日間の事の顛末をレポートしよう。
















open the window──口には鍵を

2017年06月07日 07:51

IMG_1861.jpg

これまで造った窓はどれも嵌め殺しで
換気口は別に設えていた。
開かない窓でも不満はないのだが
いずれ不要になる戸棚にガラスの開閉扉が2枚ついていたので
一足早く取り外し、
これで工房用の開閉窓を造ることにした。

今回も棟梁のお下がりスライド丸鋸が活躍し、
四隅がキッチリ90°の枠が難なくできた。
合わせ目は波釘で固定しようと思っていたが
棟梁が”スリムねじ”がいいというので
さっそく導入した。

こんなものがあることさえ知らなかったが
なるほどホームセンターにはサイズも揃っていて
使ってみるとしっかり締まって仕上がりも目立たない。

2枚造ったが
実をいうとどこに入れるか決まってない。
壁ができてからあちこち合わせてみて決めるつもりだ。
実際の陽射しの具合とか
風の流れ具合とかを見て、だ。
造ってから考える・・・それはそれでまた楽しい。











最新記事